歯並び

こんにちは。
伊丹市の歯医者の高橋おとなこども歯科です。
本日は「歯並び」についてご紹介します。
「歯並びが気になるけれど、矯正は見た目をきれいにするためのもの」
このように考えている方も多いのではないでしょうか。
もちろん、矯正治療によって歯並びを整えることで、笑顔に自信を持てるようになることは大きなメリットです。
しかし、歯並びは見た目だけの問題ではありません。
実は、歯並びは毎日の歯磨きのしやすさや、むし歯・歯周病などのお口の健康にも関係しています。
今回は、歯並びと歯周病予防の関係、そして特に成長期のお子さんにとって小児矯正を考えることがなぜ大切なのかについてご紹介します。
歯並びが歯周病予防に関係する理由

歯周病を予防するためには、歯と歯ぐきの境目に付着するプラーク(歯垢)を毎日の歯磨きでしっかり取り除くことが大切です。
ところが、歯並びが整っていない場合、歯ブラシが届きにくい場所ができてしまうことがあります。
例えば、歯が重なって生えている「叢生(そうせい)」では、歯と歯が重なっている部分に歯ブラシの毛先が入りにくく、磨き残しが生じやすくなります。
また、歯が前後にずれている場合や、歯の向きが通常と異なっている場合にも、歯ブラシだけでは十分に清掃することが難しいケースがあります。
磨き残したプラークが長期間蓄積すると、歯ぐきに炎症が起こり、歯肉炎や歯周病につながる可能性があります。
歯周病が進行すると、歯を支えている骨にも影響を及ぼし、最終的には歯を失う原因になることもあります。
そのため、歯周病予防では「しっかり歯磨きをする」ことに加えて、歯磨きがしやすい口腔環境をつくることも大切です。
もちろん、歯並びが悪いから必ず歯周病になるというわけではありません。
定期的な歯科検診や歯のクリーニング、正しいブラッシング、デンタルフロスや歯間ブラシなどを上手に活用することで、歯周病を予防していくことができます。
「歯磨きがしにくい」は歯並びのサインかもしれません
「いつも同じ場所に歯ブラシが届きにくい」
「一部分だけ歯ぐきから出血する」
「歯と歯の間に食べ物が挟まりやすい」
このような経験はありませんか?
もちろん原因は歯並びだけとは限りませんが、歯が重なっていたり、歯と歯の間に十分なスペースがなかったりすることで、清掃しにくくなっている可能性があります。
特に、歯並びについては自分では気づきにくいこともあります。
毎日鏡を見ていると、少しずつ変化していく歯並びには気づきにくいものです。
「以前より歯が重なってきた気がする」「前歯の位置が変わってきた」と感じた場合には、一度歯科医院で確認してもらうとよいでしょう。
子どものうちから歯並びをチェックすることが大切

歯並びについて考えるうえで、特に大切なのがお子さんの成長期から歯並びを確認しておくことです。
子どもの時期は、乳歯から永久歯へと歯が生え変わり、顎も成長していきます。
この時期に歯並びや噛み合わせを確認することで、将来的な問題を早めに発見できる場合があります。
例えば、
- 歯が重なって生えている
- 永久歯が生えるスペースが足りない
- 前歯が大きく前に出ている
- 下の前歯が上の前歯より前に出ている
- 口を閉じにくい
- いつも口が開いている
- 指しゃぶりなどの癖がある
- 食べ物を噛みにくそうにしている
といった様子がある場合は、一度歯科医院で相談してみることをおすすめします。
小児矯正は「歯を並べる」だけではありません
小児矯正というと、「子どもの歯をきれいに並べる治療」というイメージがあるかもしれません。
しかし、小児矯正を考えるうえでは、単純に歯をきれいに並べることだけでなく、成長や歯の生え変わりを考慮しながら、お口全体の環境を整えていくことが重要です。
成長期のお子さんは、顎や歯の状態が変化している途中です。
そのため、現在の歯並びだけを見るのではなく、これからどのように永久歯が生えてくるのか、歯が生えるためのスペースが十分にあるのか、噛み合わせに問題がないかなどを確認することが大切です。
また、歯並びが整うことで歯磨きがしやすくなれば、将来的なむし歯や歯周病の予防にもつながることが期待できます。
ただし、すべてのお子さんに矯正治療が必要というわけではありません。
また、矯正を始める適切な時期も、お子さんの成長や歯の生え変わりの状態によって異なります。
そのため、「何歳から矯正を始めればいいの?」と悩む前に、まずは歯科医院で現在のお口の状態を確認してもらうことが大切です。
歯並びを「将来の口の健康」から考えてみませんか?
歯並びを整えることは、見た目をきれいにするだけではありません。
歯磨きのしやすさを改善し、むし歯や歯周病を予防しやすい口腔環境をつくることにもつながります。
特にお子さんの場合は、成長や歯の生え変わりによって、お口の状態が大きく変化します。
「まだ子どもだから大丈夫」と考えるのではなく、将来の歯並びや噛み合わせを考えるためにも、定期的に歯科医院でチェックしてもらいましょう。
また、歯並びの状態は一人ひとり異なります。
「うちの子は矯正が必要なのかな?」
「歯並びが少し気になるけれど、まだ様子を見てもいいのかな?」
そんな疑問がある場合は、まず歯科医院にご相談ください。
今のお口の状態を知ることが、将来の健康な歯を守る第一歩になるかもしれません。
大人になってからでも歯並びはチェックしましょう
「子どもの頃に矯正をしなかったから、今さら歯並びを気にしても仕方がない」
そのように思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、歯並びについて考えるのに「遅すぎる」ということはありません。
大人になってから歯並びが気になった場合でも、まずは現在の歯や歯ぐき、噛み合わせの状態を歯科医院で確認してもらいましょう。
特に、歯磨きがしにくい場所がある方や、歯ぐきから出血しやすい方、歯と歯の間に汚れが溜まりやすい方は、歯並びだけでなく歯周病の状態も一緒に確認することが大切です。
歯並びでお困りの方は子どもの矯正と大人の矯正、そして、歯周病治療および予防歯科をしている高橋おとなこども歯科へご相談ください。

